お祭り作品 “ファイアーエムブレム エンゲージ” 感想

シリーズ最新作、“ファイアーエムブレム エンゲージ”をクリア。
筆者はFEシリーズは“封印の剣”から始め、シリーズ作品は基本的に最高難易度までプレイしている。“暗黒竜”、“紋章”、“外伝” の原作以外はプレイしており、それら3作品もリメイクをプレイ済。ソシャゲは宗教上の理由からプレイできないので最初のガチャだけ引いてやめたが…
“覚醒”のルナ+だけはスキルガチャクソゲー過ぎてやる気しなかった。

難易度はルナティック・クラシックでプレイ。近年の作品はハードからスタートして2周目に最高難易度でプレイすることが多いのだが、今作は初めて最高難易度からスタートした。なので、今回の感想はルナティック基準ということは前置きしておく。
なお、DLC要素は特に縛っていない。そしてゲームの情報収集を現時点だとまったくしていないので、実際と乖離している点があるかもしれないことには注意。

プレイ時間:75時間

遭遇戦なし、外伝全てクリア、ユニットロストなし。巻き戻し使用あり。
前作のようにルート分岐や時間のかかる学園パートもないが、単純に激闘しているので1章につき1時間弱~長い時は2時間くらいかかっている。
外伝含めて40章ほどあり、FEのボリュームとしては充分だろう。前作が異常過ぎた。

評価:非常に良い
想像以上に戦闘が面白かった。“暁の女神” 以降のここ15年間の作品の中ではベストだと思う。
キャラクターのグラフィックが非常に綺麗。
一方で、シナリオやキャラクターの造形は “覚醒”、“if” を彷彿とさせるものであり、かなり好みが分かれるところではあるだろう。

◇エムブレム…エンゲェェェジ!
本作の最大の特徴が “エムブレムエンゲージ”。シリーズ過去作の主人公達と共に戦える。それぞれの主人公に尖った強化要素がついている。更にゲージが貯まってエンゲージすることで憑依合体的な状態となり、一定ターン超強化される。

◇戦闘が素晴らしい
実は本作には全然期待していなかった。前述のエンゲージがゲームバランスを破壊して超ヌルゲーになると思っていたからだ。シリーズ主人公が勢ぞろいするお祭り的な作品と。

しかし蓋を開けてみると、非常に良く出来ていた。最近のFEシリーズで戦闘の満足度が高いゲームは “暗夜王国”だった。ただ1つ欠点があって、それはあまりにも煩雑なゲームだったこと。定数ダメージ・デバフ祭り、延々と切り込みしてくる敵、など正直不快というか面倒な要素が多かった。特にデバフはそれ前提の調整をされている感じで、毎回ステータスとにらめっこしながら影響を考えていくのはかなり手間だった。

今作は複雑な要素はそこまで無い。GBA時代くらいのFEが帰ってきたという印象。
一方で、復活した武器相性によるブレイク、連携による追加ダメージ、そしてキャラとエンゲージのシナジーといった新要素が加わっているが、暗夜のようなストレスフルな難しさではなく、戦闘面に関しては非常に素晴らしい仕上がりになっていると感じた。

◇シナリオ・キャラは逆戻り
“覚醒・if” 時代の勢いだけのストーリー、キャラ付け濃い目のキャラクター。それに戻った印象を受けた。自分は過去に経験しているし、ゲームとしては戦闘の方を重視しているのでそこまで気にならなかったのだが… 
“風花雪月” から入った人にとっては厳しいと感じるかもしれない。
“風花雪月”は教師として親交を深めていく中でキャラクターの性格がわかってきたり、前半に仲良くしていた3クラスが殺し合う展開などキャラクター面では近年の作品(覚醒以降)の中では素晴らしい物だった。
一方で、戦闘面に関しては育成自由度が高いせいかヌルゲー(なしルナでも)、という印象だった。

本作は戦闘が充実しており、シナリオキャラは “覚醒if” 路線。戦記物の要素は全く無い。好評だった前作とは色々と真逆。
また、目玉であるエンゲージも過去作をプレイしていない人にとっては “マルス・ルキナ・アイク・カムイ・ベレトはスマブラにもいたけど…他は誰?”となるだろう。
“風花雪月”から入った人や、キャラ・ストーリーを重視するファンからは低評価を受けてもおかしくないと感じた。
なんだかんだでキャラには愛着わくけどな。

◆シナリオは微妙
登場直後に死亡フラグを立てまくって速攻で死ぬママ。あまりにも早すぎて感情移入する間もない。
指輪集めのために各国を巡ると唐突に王族+お付き2人が登場。
“神竜です”
“貴方があの神竜!?”
速攻で攻められる王城。なんとか撃退。神竜達の旅はまだまだ続く…のループ。
全体的な感想としては令和の “覚醒” といった感じのストーリー。
シナリオのメインの流れ自体は王道っちゃ王道というか無難なのだが、見てて面白くはない。キャラの魅せ方とかテキストの問題なのかな。
でも再度イルシオン突入する終盤くらいからは悪くなかった。

FEのストーリーは戦記物+黒幕の影に潜む邪竜がどうたら~みたいなファンタジー要素との融合が基本だが、今作は戦記物の要素は0。ナレーションで状況説明とかも本当に一切ないので、完全にキャラの喋りだけでシナリオが展開していく。
“覚醒・if”も似たような感じだったので最早あまり気にしてもいないというのが正直なところである。むしろ“覚醒・if”よりはだいぶ良かった気がする。

支援会話になると結構どのキャラも落ち着いているので、シナリオの初登場でいきなり強烈な個性出そうとしてるのが印象悪いのかもしれない。また、シナリオで王族+αしか出番がないのも痛い。これに関してはいつも通りのFEといえばその通りなのだが…

◆ずっと同じ敵と戦うのはあがらない
過去作の “四牙” とか “四駿” 的なポジションの “四狗” なる幹部軍団と戦い続けることになる。
倒しても今回はこの辺にしといてやるか、またな!の繰り返し。閃の軌跡ですか?
もう少し敵将はバリエーションが欲しかったな。砂漠のオネエ系斧兄弟とかは過去作オマージュな感じで好きだった。

◇その他システム周りの話
◆グラは大幅に進化
非常に良い。美麗です。
前作はグラが明確に弱かったので相当に進化を感じる。閃の軌跡ⅡからⅢになった時くらいの違いがある。
そして戦闘モーションも全体的に良い仕上がりで、戦闘アニメを見るのも楽しい。

◆音楽は良い
メインテーマのアレンジなど、全体的に良かった。
お気に入りは砂漠、四狗のBGM。あと最後の戦績~ED曲は最高や。
OPは…エムブレムエンゲェジィw

◆UIは少し気になった
致命的というほどもないが、ちょっと使いにくいと感じたかな。能力確認や、戦闘予測。特に戦闘予測の連撃についてはもうちょっと見やすくしてほしい。
こいつ倒せるやん!って殴ったら連撃込で倒す予測になってて、返しの反撃で死ぬとかいうことが何回もあったw
今までのシリーズ作品でそういう体験したこと1度たりとも無かった気がするので…

◆拠点要素は簡略化
個人的にはもっと要素絞って良いと思うけど重要視してる人もいるんだろうな。鍛錬と食事だけしてた。筋トレはステータスバフかかるけど、結構時間かかるので1回やったらもういいかな・・・
鍛錬の間と紋章士の間は頻繁に行き来することになるのにロードを毎回挟むのがかなり不便だと感じた。
正直拠点を歩く要素いらないと思うのだけど、ifくらいからあるので今更感はある。

◆ロードは高速に
といっても、それなりに待つ。他のゲームと比較すると明らかに長い。
ただ前作ほど長くはない。

◇難易度・戦闘システム調整の雑感
現時点でルナティックしかプレイしていないのでノーマルやハードだとどうかはわからない。その上での感想。

◆全体の難易度の方向性
敵のステータスがただただ高い。物理か魔法かに偏って硬い敵が多く、両対応できるような構成にして置く必要がある。物量もかなり多く、ボス級ユニットも一定条件を満たすと取り巻きと突撃してくることが多いのが結構キツい。連携により硬いキャラでも囲まれると簡単に死ねる。増援が四方八方から出てくるようなステージが多く、処理が間に合わなくなりがち。一定条件、あるいはターン経過で大量に増援が出てくるので、あまりチンタラと進軍してるとキツい。
ただ、一定ターン以内にクリアしないと外伝が出ない、的な物語の進行で急かされる要素は基本的にない(盗賊と村くらい)。じっくり増援含めて殲滅していくか、さっさとボス狙うかはプレイヤーの好みで決められる。

敵将自体の強さは全体的に抑えめ、代わりに複数回倒す必要がある。
敵のスキルは基本的に発動条件に条件があるものばかりで、暗夜の切り込み祭りみたいに致命的なものを持っていることは少なめ。“~殺し”、“相性激化”くらいか。“覚醒・if”のようにスキルでイライラさせられるということはあまりなかった。特殊武器はあまり持っておらず、持っていても操作中に警告マークが出るので見落とすことはほぼなかった。

近年の作品は序盤が一番辛く、キャラの育成が出来てくる中盤以降は難易度下がってくるという印象があったが、今作は序盤はあまり難しくない。エンゲージの強さで押して行ける。中盤からはエンゲージ自体の影響力が少し下がっていき、敵の物量も増えてきて徐々に難易度が上がっていったように感じた。終盤は一部のエンゲージキャラが相当に強力なのだが、とにかく敵の物量が多いのでそこで苦労させられた。

多過ぎんだろ

“烈火の剣 ヘクトル編ハード”、“蒼炎の軌跡 マニアック” あたりに近いという印象を受けた。この路線が好みなので、今後の作品でも継続してくれるなら嬉しい。
自分は縛りプレイとかするタイプの人間じゃないのでエキスパンションパスの内容は使用したが、DLC指輪が結構強かった。なしだと更に難易度上がるだろう。一周目でゲーム的に強いキャラや兵種のデータを知らずに手探りでプレイしているのでそこは多少影響していると思われる。最終盤、こいつの運用失敗したな~ってのが結構あった。

◆命中率の話
20%くらいの攻撃をやたらと当ててくる。そして95%とかでも割りと避けられる。
体感の話でしかないが過去作にあった、所謂実効命中率が削除されているかも。

◆武器の話
3すくみが復活し、戦技が削除された。剣はいつも通り手斧手槍枠がないためやや不遇気味な気はするが、代わりにエンゲージ装備に強力なものが揃っている。斧が一番強く感じた。ただ、敵の剣持ちが全体的に強い。槍は微妙。槍そのものが微妙というより、槍クラスがあまり強くない印象を受けた。
弓は相変わらず強い。特に光の弓がかなり強く感じた。格闘は前作で強かった影響か、かなり空気だった。
魔法は物理防御が全体的に高い敵が多く、多めに欲しいところ。
飛兵もかなり増援で出てくるので、弓魔法の数は少し多いくらいが楽出来るという印象。

ルナティックだと敵の防御力が高いせいだろうか、全体的に特攻装備が意味を成していない印象を受けた。特攻装備で攻撃するよりただ性能が高い武器で攻撃した方がダメージが高い。
新たに追加された特大武器はかならず後攻になるが敵を押し出す事ができて高威力。しかし被弾を避けられないので全体的にあまり使い所はなかったな、という印象。特大銀武器はエンゲージ技を振るには便利。アーマーを最後まで運用するなら選択肢に入っていたかもしれない。
勇者武器は過去最弱に感じた。

◆受けか避けか
地形効果を利用すれば避けゲーにすることも可能だが、連携された場合の命中率が一律で80%、魔導タイプには当てられるということで避け路線はかなり不安が残る。基本的にかなりの受けゲーという印象。それを成立させるための要素がエンゲージにある。

◆職業特性が追加
スキルの枠は減ったが、クラス毎にいくつかあるタイプから特性が決められている。

竜族…紋章士ボーナスが強いので強い。ただクラススキルが直接戦闘に役立たないので、役割による。
連携…追撃してくれる。とにかく敵が硬いので細かく追加ダメージを重ねていくことが大事。
隠密…地形効果2倍はシンプルに強いが、終盤は補正受けても回避が難しい感じだった。索敵マップでは便利。
騎馬…騎馬の移動力が歩兵と比較して1しか高くないので評価は低い。騎馬特攻を持っている敵はあまりいないが、シグルド用に一人いれば充分といった印象。デフォで再移動つくくらいあっても良かった気がする。
気功…チェインガードが強い。
飛行…水上・山の上といった通常ユニットでは入れない地形そのものは全体的に少なかった印象はあるが、悪路でも問題なく移動しながら再移動でヒットアンドアウェイが出来るので強い。
魔導…地形効果無視は強い。

特に重要なのが“連携”タイプで、攻撃範囲内の味方の攻撃に追撃できる。この追撃ダメージは相手の防御値を考慮しておらず、最大HPの1割近くのダメージが入る。そのため、防御99のユニットでも敵の中に放り込むと連携を喰らい続けて死ぬといったことが起こり得る。逆に防御力99の敵でも大勢で嬲り殺すことが可能。雑魚ですら敵がかなり硬いので、連携キャラを持ち物変更で遠距離攻撃に変更、デュアルアシスト継承させることでダメージの期待値を上げていく地味な作業がかなり大事。

◆育成の幅は減少
最上級職が存在しないという点によるものだが、全体的にクラスの数は減少した。自由に付け替え出来るスキル枠は2つのみ。
クラススキルを取得しても別クラスで使うことが出来ないので、複数のクラスを経由して有用なスキルを回収するということは出来なくなった。
兵種変更に武器素質が必要なのだが、これが紋章士経由の取得なのでストーリーの進行度によって必要な素質が取得出来ないという事態が発生する。特に魔法系。
結婚・子供もない。

◆ファームの話
ファームは一切しなかった。
そもそも遭遇戦がクリアまでに3回くらいしか発生していなかったが、これはルナティックだからだろう。
装備の錬成やエンゲージ武器の強化が出来るのだが、とにかく資産が足りなさすぎてあまりやれる感じではなかった。エンゲージ武器の強化はエンドコンテンツなのかな。
引き継ぎ要素も今回存在しないので、終章のクリアデータで延々とファームするんだろうか・・・?

一応キャラはCCでレベル1に戻れるので、全能力カンストするまでファームすることは出来ると思う。そこに面白さを見出だせる人ならば。

◇キャラ・紋章士評
長くなりすぎるので別記事に。

◇good
・歴代主人公が集まるお祭り感
・外伝マップはどれもリスペクトを感じる
・戦闘はシンプルになりつつも骨太で面白い
・グラや戦闘アニメはかなり進化している
・音楽が良い
・女の子が皆可愛い

◇bad
・UIはやや使いにくい
・拠点の利便性が低い、拠点・MAPの探索要素は面白くない
・ストーリーは王道だが、魅せ方が悪いという印象
・(育成要素は全体的に渋い)

◇総評
シリーズ主人公が(概ね)勢ぞろいするお祭り的な作品。グラフィックのレベルはかなり上がっている。前作で難点だったロードの長さもそれなりに改善されているように感じた。
戦闘バランスは意外にも高いレベルで調整されており、新要素も多いがシンプルに作られており近年のFEの中だと暗夜王国と並んで楽しめた。シンプルかつ面白いという点で “暁の女神” 以降の作品ではベストだと感じた。

一方でストーリーやキャラに関しては覚醒・ifに近く、戦記物の要素は0でJRPGに近い。エンゲージの影響を考慮してかキャラのカスタマイズ性は低め。スキル継承のためのSPの入手も非常に渋く、クリア後の引き継ぎもない。キャラ・ストーリー・自由育成といったキャラゲーの要素を重視している人にとってはウケが悪い作品かもしれない。
筆者は戦闘パートを重視しているのでかなり高評価。GBA作品から入ったようなプレイヤーからは(覚醒・ifのストーリーやキャラに慣れているのであれば)馴染み良く感じるのではないかな、という印象を受けた。

難点はいくつかあるが、戦闘が面白かったので全体的にかなり満足度が高い作品だった。次回作も購入する。
噂でしか聞いてないが聖戦、烈火封印あたりのリメイクが次は来るとか?(これ1年前にも書いたな…)
全体的にシグルドの扱いが良かった(サブリーダーみたいな感じだった)ので聖戦と予想。

色々育成で失敗したなと思う点もあるので、情報調べてから2周目やろうかな。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  •  たまたまこのブログを見つけてあまりにも自分が抱いた感想と似ていた(軌跡シリーズについても)のでコメント失礼します。

    あはは、流石はFEっていうか・・・・・・。

    自分もルナクラDLCあり事前情報ほぼ無しでクリアしましたが、結論戦闘神ゲーでした。

    世間の評価を軽く見ても風花雪月から入った層には受けてないようですね。

    戦闘

     エンゲージがいい味出してる。
    エンゲージの性能も各シリーズ特有のシステムを踏襲していて面白い。
    騎馬が弱いけどシリーズによって強さはまちまちなのでこんなものか?
    大量に来る敵の大群をエンゲージ技でゴリ押しする爽快感が良い。(終盤は増援から逃げ回る方が多いけど)
    回避ゲーしようとしたら魔法にやられたり単騎突撃したら連携で蜂の巣にされたりするから特定のキャラだけ過剰に活躍するってのがない。なので今作は色んなキャラを使って工夫して敵を倒していく楽しさがありましたね。

    シナリオ

     期待してなかった分ストーリーはもう許容範囲内。
    でも後半のストーリーは頭空っぽにしてみたら熱かったのが良い。途中指輪と石を失う展開も主人公に情けないと思いつつもいざ戦闘始まったら主人公とシンクロして指輪を返してくださいってなってなんだかんだ面白かった。

     ええやん。砂漠の曲も良いですよね。
    EDよく聴いたら指輪の詠唱が歌詞に入ってるし最高。OPもエンゲージ!で最初笑ったけどアレンジ曲が熱い展開に合っててええやん。

    拠点

     風花雪月2週目以降に感じた育成に必要で面倒はものはそこまでなかったのでまあ・・・・・・。鍛錬の間と紋章士の間は統一はして欲しかったですね。行き来しながら限られたspをどう活用するか試行錯誤してた時間はなんだかんだ楽しかったですが。

    外伝

     ストーリーの寄り道になる外伝も各シリーズを思い出しつつ退屈せずに楽しめましたね。家を破壊するアイクには思わず声が出てしまうほど驚愕したけど。

    いきなりの長文すみませんでした。
    他の記事も読みましたが、シロナガス島への帰還の記事が面白そうだったので今度プレイしてみようと思います。

    • 熱のあるコメントありがとうございます。
      情報調べて今2周目をランダム成長ルナでやってますが、1周目では見向きもしなかったようなキャラでも紋章士との組み合わせを模索してルナで活躍出来るので、ゲームバランスは良く出来ているなと再実感してます。
      終盤の増援まみれは賛否ありそうですが、自分は行軍急かされる要素としては悪くないと思いました。終章は増援と激闘していて全撃破してると4時間超かかりましたが・・・ バリア割れたら無理やり倒してる人が結構いるみたいでちょっと寂しいですね。増援が多いのは別に良いのですが、無限増援は経験値0で本当に倒すメリットがないので、そこはメリットもあった方が良かったかなあ、くらいですね。
      風花雪月はシリーズの中ではかなり異色な作品なので、そこから入った人達がどれだけシリーズファンとして定着してくれるかはわからないですが、今後もそれなりのスパン(2~3年)で新作出るくらいにシリーズが盛り上がってくれれば嬉しいです。覚醒でシリーズ終了の危機だった、みたいな話もありましたし。

      シロナガス島への帰還は最近フルボイスになったようで、値段も安いし、内容もギュッと詰まっていてノベルゲーにありがちな序盤の冗長さもなく、買って損はしない作品だと思います。是非プレイしてみてください。

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