“ENDER LILIES:Quietus of the Knights” をクリア 感想

Binary Haze Interactive開発の “ENDER LILIES:Quietus of the Knights” をクリア。
本作は2月頃にアーリーアクセスが発表されており、つい先日に正式リリースされた。
音楽や雰囲気が好みで、アーリーアクセス版から購入していたゲーム。

評価:とても良い
ソウルライクに分類されるであろうメトロイドヴァニア。
探索要素は結構多く、本格的なメトロイドヴァニアだと感じた。

プレイ時間:18時間
全実績解除・(おそらく)全アイテム回収・全マップ探索。
クリアだけならば10時間くらいあればやれそう。

■ストーリー
死の雨によって滅んだ王国の謎を解き明かそう

■感想
真っ白な女の子“リリィ”+漆黒の騎士+ダークファンタジー+Mili+メトロイドヴァニアと、ヲタクが好きそうな物をゴリゴリに詰め込んだ一作。

メトロイドヴァニアの中でも、所謂ソウルライクな作品。
ゲームの難易度はやや高めか。
ソウルライクなゲームをあまりやっていないので評価しにくいが、個人的にはダクソ3より苦労した。
回避の性能が高く、いつでも回避に移れるので、やや無理筋な攻めを通そうとしていたのが原因だと思う。

ボス戦の難易度は高すぎず、しかし容易ではないレベルで丁度良かったと感じた。
一方で、とにかく雑魚が強い
全体的に敵の攻撃力が高く、雑魚だろうと2、3発食らうと死ねるレベルの火力なので、複数体を相手にすると緊張感がすごい。
被弾直後の無敵時間というものがおそらくほぼ存在しないので、敵の攻撃が重なったり、回避をミスして敵にぶつかったりすると攻撃が多段ヒットし、HP10割消し飛ぶこともしばしば。

アーリーアクセスの時点で見えてたコイツ、絶対やべえボスだろ…と思ったら終盤の雑魚だった

死亡することのペナルティが0で、即座に最後の休憩地点からリスポーンするので死亡回数の割にはストレスフリーでゲーム出来る。何らかのデスペナルティがあったらかなり難易度上がってイライラできそうな道中難易度だ。
また、休憩地点の配置も絶妙で、回復を使い切ってあと一撃喰らうと死ぬ、助けてくれ~ってなってるタイミングで次の休憩地点が見つかることが多い。
雑魚の攻撃は激しいが、かなり小まめに、具体的に言うと2,3区画毎くらいに休憩地点が置いてあり、短距離走をしている気分。

主人公のリリィは自分では攻撃手段を持たないが、道中で浄化した人々がスタンド攻撃をしてくれる。
魔物になってしまった人間を倒す→浄化する→仲間に。ヴァルキリープロファイルみたいな感じだ。

ストーリーは特に変化球もなく、見たまんまのダークファンタジー。
あまりゲーム内で多くは語られず、過去に何が起きたのか、資料として残された物やゲーム内の説明文から想像するような感じ。

ボスとの再戦が不可能なので、ボスラッシュみたいなものが今後追加されると嬉しい。

■おすすめスキル
様々なスキルがありますが、全てを強化するにはリソースが全然足りてないので強化できるスキルにはある程度限りがある。
僕が強いと思ったスキルを紹介します。

・黒衣の騎士

最初からいる相棒。
滅茶苦茶強いとは思わないが、水中で使用可能で、非常に隙が少ないことから結構お世話になるスキル。
ただしこのスキルだけ強化に要求してくるリソースが特殊なので、探索しないとまったく強化できなかったり。

・老戦士ゲルロッド

ハンマーでの重い攻撃を繰り出す。滅茶苦茶強い
重い・強い攻撃ってロマン枠になりがちな気がするのだが・・・
空中にいる敵を叩き落とすもよし、壁越しに雑魚処理するもよし、ボス戦の火力・バランス削りによし、雑魚に囲まれたピンチに奥義ぶっぱするもよし。まさに八面六臂の大活躍。
序盤からクリアまで、おはようからおやすみまで、ゆりかごから墓場まで老戦士ゲルロッド。

・堕ちた弓使い

斜めに複数の矢を撃ち出す。
あまりにもシンプルな能力だが、シンプルな方が強いのがこの世の常。
シンプルじゃないほうが強いのはLoLくらいだ。
密着すると火力が非常に高い。

・古き墓守

当たると敵を短時間拘束する。
火力も複数ヒットすると高い。対空によし、強敵に使うもよし。

・腐竜の孤児

広範囲に毒を撒く。毒はガード不可能なので、盾を持った敵に囲まれた際などに非常に有用。
入手が遅いのがネックか。
序盤から使える、もう片方の毒スキルも非常に有用。

あとは魔女の遠距離攻撃がかなり便利。
探索のおともにジャンプの距離伸ばし3人衆のシルヴァ、昇龍拳、空中平泳ぎ。こいつらがいないと取れないアイテムが結構ある。

■good
・高品質なグラフィック、音楽
ヲタクが好きなダークファンタジー、それを飾るグラフィック、音楽。
全楽曲をMiliが担当。ゲーム本体と同じくらいの値段がするサントラ、買いましょう。

・死にゲーだがリトライ性が高い
かなり死ぬが、ストレスはあまり感じない。
ボスも直前に休憩地点がある。

・探索しがいがある
パッと見ではわからない所に通路やアイテムが隠されていたりすることが多い。
正直言って滅茶苦茶見つけにくいものがいくつかあるのだが、マップを見ると地点を探索し終えたかどうかを表示してくれるので探索のモチベーションは保ちやすい。


・シーケンスブレイクの余地あり
おそらく攻略順にはある程度自由が効く。
特に一部のスキルを使うことで滞空時間・ジャンプの飛距離を大幅に伸ばすことが可能なので、これを利用したシーケンスブレイクが可能と思われる。

■bad
・パリィが弱すぎる
中盤くらいからパリィが使えるようになるのだが、ダメージを回避するだけでほとんど意味がないと感じられた。
ただ、一部スキルでガードカウンターのものがあるので、特にリソースなく使用できるパリィは弱く調整されている可能性が高い。
それを考慮しても、あまりにもメリットがないので普通に回避したほうが良い。

・スキル強化のリソースが足りない
スキルを強化するために必要な魂が全く足りない。
全然足りてないため、自分が強いと感じた一部のスキルしか強化できない。
全スキルを最大強化しようと思ったら無限に壺を割る必要があるだろう・・・

・ホーミング弾が多すぎる
雑魚の撃ってくる弾がすんげえ曲がる。
トビアのペズ・バタラくらい曲がってくる。

・ラスボスだけ弱すぎる
一番弱いボス。
ジエ・リヴォース級の弱さ。

■総評
メトロイドヴァニアやダークファンタジーが好きならば定価でも購入する価値あり。
メトロイドヴァニアの名作に今後名を連ねるであろう作品。

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