“月姫 A piece of blue glass moon” 読了 感想

TYPE-MOON製作のノベルゲーム、“月姫 A piece of blue glass moon” を読了。Switch版でプレイ。
以下ネタバレには特に配慮していません。

奈須きのこの作品は“空の境界”、“Fate/stay night [Realta Nua]”、“Fate/hollow ataraxia” を過去に読了済。
本作は “月姫” のリメイク作品だが、そちらのプレイ経験はなし。佐々木少年による漫画版は読了済。
また、伝聞などで話の大筋・設定などはある程度知っていた。

“魔法使いの夜”、“Fate/Grand Order” は未プレイなので、TYPE-MOON作品はかなり久々。

プレイ時間:25時間程

全EDを回収まで。
正確に測定していないが、アルクェイドルート10時間、シエルルート15時間くらいかな?
ただ色々とながら作業しつつ読んでいたので、実際はもっと短かった可能性が高い。
フルボイスで聞いていれば50時間くらいはかかると思う。

本作は細かい会話差分があるのだが、システム側が弱いので全会話回収まではする気が起きなかった。

総合評価:良作
全体的に面白かったけど、昔 “空の境界” や “Fate” を読んだころより熱中出来たかというと微妙。
システム面で結構不満点が多い。

■ストーリー
“死” が視える直死の魔眼を発現した遠野志貴君が勢いで吸血鬼の真祖を殺してしまう。

■感想
・アルクェイドルート
原作を未プレイなので正しいかどうかわからないが、大筋が漫画版と大差なかったので当時のアルクェイドルートを現代的にブラッシュアップした、といった風だろうか。
アルクが大変可愛らしくて良い。正直他に感想があまり出てこない…

・シエルルート
新規キャラであるノエルが多く登場することもあり、おそらく原作とはかなり異なった展開になったのでは。
TrueとNormal2つのEDがあるが、Normal ENDの方が展開としては好きかもしれん。
あと先輩と相打ちになるENDとかも好き。

Trueではロアさんが一生アドバイスしてくれるのが面白かった。
でも光体戦は正直そんなに面白くなかったかな・・・

アルクェイドの戦闘って基本力をぶつけるだけな感じなんで、詠唱したり黒鍵投げたり武装準備したりと、色々やってくれる先輩の戦闘の方が読んでいて面白い。

■good
・豪華な演出
ノベルゲーの癖に20GBだが40GBだか容量がある。演出は色々頑張っている。

・ルート毎にまったく異なる展開
まあ今作では2ルートしかないんですが・・・
ここまでがっつり話変わるのか、というくらい違う展開見れるのは素直に面白い。

■bad
・システム面が不便
とても2021年に出たゲームとは思えない不便さ。
フローチャートはあるが、フラグ管理のためか既読であっても未来へはジャンプ出来ない仕様。
日や場面が変わる所もスキップ不可能で、スキップしていても相当遅く感じる。
細かい会話差分を用意しているのに、システム側が不便すぎて回収する気力がとても湧かない。

・最適化出来ていない
Switch版ではOPやEDで突然音飛びが発生したり処理落ちが多発した。
最後の最後、シエルルートのTrue EDで処理落ち・音飛びが凄いことになっていて余韻もクソもなかった。
こういうの経験したことなかったので、最初キャプチャボードの故障か?と疑った。実際はSwitch側での処理がどうしようもないことになっていた。

・次回作本当に出るの?
僕が月姫リメイクを製作中!って最初に情報見たのって中高生の頃のコンプティークだった気がするんですが。
あれから10年以上経っているわけで、そんなに期待していない。
あと新キャラ結構いっぱいいるけど、今作だといる意味がほぼないようなキャラばかりだったので・・・
分作なのは初めから知っていたが物語がまだ完成形にないことを考えると、どうしても評価は下がる。

■総評
TYPE-MOONのファンならばプレイする価値はあると思う。
物語は全体的に面白い。
細かい差分を用意しているのにシステム面が不便だったり、EDで処理落ちするのが個人的に結構評価を下げている。
次回作、さつきルートの製作も示唆されているので気長に待ちたいと思います。
Act Cadenzaの頃に少し齧っていたので “MELTY BLOOD” は触ろうか悩む所。格ゲーというジャンルは敷居高いんだよな。

ところで、ネロ・カオスはどこへ?

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