“劇場版 SAO -プログレッシブ- 星なき夜のアリア” 感想

あの最強ラノベ、キリト君の新作映画。

本作、SAO プログレッシブはSAO本編の外伝。
SAO本編ではアインクラッドの物語はクリア直前の74,75層のみしか語られていないが、実際は1層からきちんと攻略していってるので、その過程を1から書くという何とも気の長い話。
SAO本編と違ってキリト君とアスナが1層の時点で親しくなっており、このカップルのまま話が展開するのでSAO1巻の描写とは矛盾が生じている点もあるのだがそこはご容赦ください、的な説明だったはず。

で、一応プログレッシブの方も小説既読済だったので、話知ってたら微妙かもな~、焼き直し観に行くのどうかな~と思ってわざわざ観に行くかは少し悩んでいたのだが・・・
正直滅茶苦茶面白かったです。映画館行ったほうがいいよ。

評価:とても良い
最強ラノベに相応しい面白さ。

■主人公はアスナ
なんと主人公はキリト君ではなくアスナ。物語は全てアスナ視点。
SAO開始前~キリト君と遭遇するまでの完全オリジナル展開が物語の序中盤を占める。
ただの優等生でゲームのことは何もわからないアスナが、果敢にゲームクリアを目指す心境に至った理由などが描かれる。

■劇場版完全オリジナルキャラも
劇場版完全オリジナルキャラとして、アスナの同級生かつ友達かつアスナより成績が良く、ゲームも上手いβテスターのミトが登場。鉄拳が上手い。
僕の経験として、ゲーセンで鉄拳をやるのはヤンキーだけですよ…
使用武器は鎌。ヲタク。鎌の殺陣がカッコいい。
劇場ポスター見たときはオリキャラと気付かず、プログレッシブで登場する紫髪のNPCだと思ってました。

■劇場版クオリティのスイッチ
後半はアニメでも放送された “星なき夜のアリア” のリメイク。1層のボスのラストヒットを取ろうとしたディアベルが死んでキリト君がビーターを自称することになる一連の話。元々この話は面白かったので当然面白い。
“オーディナル・スケール” では本来の100層ボスとの戦闘が描かれたが、あちらは銃に魔法になんでもありだった。それに対してこちらは武器1つのみで戦う、スイッチを駆使したSAO本来の仕様での非常に泥臭い戦闘が劇場版クオリティで見れる。1層の戦いなので二刀流や、キリト君の十八番っぽい “バーチカル・スクエア” や“ヴォーパル・ストライク” はなく初級技みたいなスキルばかりだが、それもまた一興。

“オーディナル・スケール” もそうだったが、劇場だと剣戟の音が凄い響くので家で見るのとはまったく別体験、劇場視聴推奨。

梶浦由記の劇伴も変わらず良い。
“Luminous Sword” からの “Swordland”、震えました。

◇good
・既読ファンでも楽しめる新規描写・オリジナルキャラ
・全てが高クオリティ

◇bad
・なし

■総評
このアニメーション、面白すぎる。キリト君のファンなら観に行くべき作品。
ED終了後に続編である“SAOP 冥き夕闇のスケルツォ” が来年公開予定の発表あり。あまりにも王者の風格が漂っている。
実際20冊くらいあるラノベをほぼフルで完結まで深夜アニメ何クールもアニメやった作品ってキリト君くらいだろうし、今後10年でキリト君超える作品出てくるのだろうか…?

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