ATRI -My Dear Moments- 感想

評価:とても良い
ATRIーMy Dear Momentsー を読了。所要時間は約4時間程か?フルボイスで読んでも8時間くらいだろう。

Steamで2200円にて発売中のノベルゲーム。
今作はアニプレックスがノベルゲーム製作を行うために新規に立ち上げたブランドの第1作目。
シナリオは紺野アスタ。フロントウイング、枕による共同制作。

要するにアニプレックスの気合を感じられる滅茶苦茶豪華な制作陣。

■ストーリー(Steamの紹介そのまま)
原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来。
幼い頃の事故によって片足を失った少年・斑鳩夏生(いかるが なつき)は、
都市での暮らしに見切りを付け、海辺の田舎町へと移り住んだ。

身よりのない彼に遺されたのは、
海洋地質学者だった祖母の船と潜水艇、そして借金。

夏生は“失った未来”を取り戻すため、謎の借金取り・キャサリンと共に、
祖母の遺産が眠るという海底の倉庫を目指して潜る。

そこで見つけたのは、棺のような装置の中で眠る不思議な少女――アトリ。
彼女は、人間と見紛うほどに精巧で感情豊かなロボットだった。
海底からサルベージされたアトリは言う。

「マスターが残した最後の命令を果たしたいんです。
 それまで、わたしが夏生さんの足になります!」

海に沈みゆく穏やかな町で、
少年とロボットの少女の、忘れられない夏が始まる――。

■感想
・物語の主軸
メインは主人公の夏生とアトリの交流。
およそライトノベル2~3冊程度の分量で小さく纏まっている。

“ロボットの感情”というものすごいベタなテーマも提示されるが、科学的な理屈などについてはほぼ言及されない。あくまで舞台の道具としての扱いなので、細かい理屈を提示するのが筋じゃねえか?という人にはウケないかもしれない。

話はもう少し広がってもいいかな~とは思ったが、あくまでDear Momentsと考えれば妥当だと思う。

マジでどうでもいい話なのだが、舞台が沈没した日本で潜水艇も出てくるので日本沈没を思い出してしまった。

・アトリが可愛い

とにかく可愛い。可愛いは正義、これは真理。

・ゲーム全体の質が高い
枕が関わっているおかげか、グラフィック、音楽も非常に良い。

・つまんね~ってなるシーンがない
ギャルゲにありがちな、しょーもないギャグシーン、みたいなものがない。
ギャグっぽいシーンもないわけではないが、あくまで日常会話の延長上というか、自然体な感じで個人的にはかなり好印象。

■総評
英語、中国語字幕にも対応しており、世界でノベルゲー流行らせてえ~~~とアニプレックスのパワーを感じる作品。
正直なところ、このクオリティで2200円で採算が取れているのか、かなり疑問である。

こういったゲームに興味があるなら買うことを推奨。


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